本屋からはじまる
京都の本屋さん古本屋さんに声をかけて、座談会を開催しました。
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本と仕事をしている皆さんへ
こんにちは。
メリーゴーラン京都の鈴⽊潤です。
今⽇は皆さんにお誘いしたい事があってご連絡しました。
先⽇、フィンランドに34歳の⼥性⾸相が誕⽣しました。「すごいなあ!」と思い、次に「⽇本ではあり得ないやろうな」と考えながら、「なんで⽇本やったらあり得へんのやろ」と、あまりにも⾃然にそう考えている⾃分に驚きました。
数⽇後の毎⽇新聞で、⼥性⾸相誕⽣のニュースについてヘルシンキの街の⼈たちのインタビューが掲載されていました。ほとんどの⼈が「⼥性である事に驚きも意外性も感じない」と答えている中で、40代の男性が、「この世代の⼈たちはとても質の良い教育を受けているから、こういう⼈が誕⽣するのは当然だと思う。きっと私たちの国をいい⽅向に導いてくれるだろう。」と答えていたのです。⼩さな記事でしたが、私はその記事を読んで涙が出ました。
「質の良い教育とは何なのだろう」と考えた時、私たちは、私たちの⼦どもたちは、「質の良い教育」に育まれているのだろうかと考えたのです。私にはそう思えません。あの記事を読んで思いがけず出た涙は、「このままではあかん」という焦りと、私たちが受けてきた教育の良いところを⾒直して、それを絶やしてはならないという、率直な気持ちの表れだったと思います。
さて、ここからが本題。
来たる2⽉2⽇、京都市⻑選が⾏われます。今の京都市政について興味のあるなし、良い悪い、いろんな意⾒があるかと思いますし、⼀⾔では語れるものではないかもしれませんが、私は今の世の中の流れを変えたいと切実に思います。
「政治に表⽴って関わるのは⽴場上ひかえたい。」
というのはよく⽿にする⾔葉。
「いろんな主義主張、選択の⾃由があるのだから、⾃分⼀⼈の考えを押しつけるわけにはいかない。」
これもそう。
必ずしも国政が、市政が悪いからこうなったとは⾔い切れません。 それでも、⽣活を⼨断するように町の⼀⾓がホテルや駐⾞場に変わるのを眺めているのはもううんざり。窮屈な環境で⼦育てをするのはもう勘弁してほしいと思います。京都は⻑い歴史につちかわれた⽂化の層、蓄積があるとはよく⾔われます。確かにそうです。でも、いつまでもそのストックに頼っているだけでは、いつかは底をついてしまうのは⽬に⾒えています。
2⽉いっぱいで四条のジュンク堂書店が閉店します。33年続いたのが⻑いのか短いのか。どこか時代の趨勢に持ちこたえられなかったという⾵に⾒えて、残念でなりません。
街から本屋が消えるのは悲しいことです。
京都は古都と呼ばれますが、今こそ古いものを⽣かしながら新しいことにつなげる道が求められているのでしょう。私たち⼀⼈⼀⼈が考えて⾏動に出なくては何も変わらないはず。
「⾏動すれば変わる」のです。
本にかかわる仕事をしている私達で何かメッセージを発信でいないだろうかと考え座談会が出来ないかと思っています。
良い提案があればぜひお聞かせ頂きたいです。 時間があまりないので早急に進めたいと思います。どうぞご参集ください。
メリーゴーランドKYOTO
鈴⽊ 潤
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私達が暮らして、店をしながら感じ、考えた政治の話しをざっくばらんに語り合いました。
面白かった!
継続的にこんな集まりをもてたらと思ってます。