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ピッピ
「ピッピありますか?」スウェーデンから旅行で京都に来ているというご婦人から尋ねられました。長く日本で親しまれていたピッピは日本語に翻訳される時に絵も桜井誠さんにより書き下ろされた挿絵だったのですが、近年菱木晃子さんによる新訳で新たに刊行される際に絵もオリジナルに戻そうとなったのです。
日本のピッピと新しい(オリジナルの)ピッピをお見せすると彼女は「日本のピッピってとてもチャーミング!」ととても気に入ったようでした。
「日本でも人気がありますか?」と尋ねられて、「この新訳が出たのでまた注目されていると思いますよ」と言うと「北欧ではもちろんとても人気があるけれど中にはピッピの天衣無縫さが受け入れられない国もあるみたい」と話してくれました。
ピッピのような子どもや大人が楽しんで暮らせる世の中がいいなと思いました。