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Jun

地震の後で


 昨日の朝の揺れ、突然のことで本当にびっくりしました。ようようは学校に行く準備をしていたところで、セツはまだぐっすり寝ていました。驚いたようようは声をあげて泣き出し、私は冷蔵庫を開けて何か取り出そうとしていたところだったのですが、とっさにガスの火を止めて泣いているようようの手を取りセツの側に行きました。珍しくトビラノさんも居たので家族が一緒の時でよかったなと思っているうちに揺れが収まりました。猫のニコとアオちゃんは平気な顔をしていたのですが、ちゃあちゃんは怖がりなので、押入れの奥の奥に隠れてしばらく出てきませんでした。

 結局小学校は休校、セツを保育園に送ってもらい私は店に向かうと、商店街のお店は臨時休業のところが目立ち、電車も動いていないと聞きました。

 街全体がなんとなくしんとしていて、どこかよそよそしいような雰囲気。そんな中訪ねてくれるお客さんもいらっしゃって、店はいつものように開けて夕方早めに閉めました。地震だから突然なのは当たり前なのに、やっぱり驚いてしまってとにかく身近な人の無事を確認するのが精一杯という感じでした。

 保育園にお迎えに行く途中、鴨川を眺めるととても綺麗でした。川はいつも通りに流れていることが何だか不思議でした。被害の大きかった地域の人たちの思いはとてもこんなものではないだろうと思いながら、何だかしょんぼりとした1日でした。そんな中いただく「大丈夫?」のメッセージがとても嬉しく。「なんて声をかけたらいいかわからないんだけど・・・」と言ってくれる友人の気持ちも嬉しく。

友人たちともしもの時はここに集合しようと場所を確認したり、普段ゆっくり話さないようなことをトビラノさんと話したりして、少しずつ日常が戻ってきました。


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