親子の手帖
メリーゴーランドは子どもの本専門店なので絵本がたくさん並んでいます。でも絵本だけではなくて幼年童話や児童文学と呼ばれている読み物もたくさんあります。時々店で聞こえてくるのが「もう小学生になったんだから絵本は卒業したら?」とか「自分で字が読めるんだからもう読んでもらわなくてもいいよね?」と言った大人の言葉。尋ねられれば「いえいえ絵本はずっと読んでいていいんですよ」とか「大人だって読んでもらうの嬉しいもんですよ」とか言えるのですが、なんとなく絵本には卒業の時がやって来ると一般的に思われているようなのです。
私が日々店でお会いするお客さんはやっぱり小さい人や小さい人と暮らしている大人が多いです。小さくて可愛いけれど手がかかって大変な時期の子どもとはとても縁があるのですが、だんだんと自我が芽生え自立に向かって成長をしていく時期の子どもにはあまり縁がありません。でも体も心も大きくなって大人と対等な話をするようになっても子どもは子ども。大きな子ども、とても気になります。そんな大きな子どもたちと日々学習塾と言う土壌で子どもたちと付き合っている鳥羽さんの本が刊行された時は興味津々で読みました。「塾」と言う学校とも家庭とも違う子どものもう一つの居場所での様々な出来事。様々な親子関係。読んでいて常に「あなたならどうする?」と問われているような気持ちでした。
「会いたい!この人と話してみたい!」と騒いでいたらなんと鳥羽さんがメリーゴーランドに来てくださることになりました。
ああ、楽しみで仕方ないです。
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鳥羽和久×鈴木潤
6月22日(金) 18:00〜
参加費1000円
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※当日はイベントのためギャラリーは17:30クローズとなります。
ご了承くださいませ。
鳥羽和久さんのブログで私の本を紹介してくださっています。嬉しい!