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Jun

グレーとキイロ


 ようようが2歳くらいの頃、プチバトーのウインドウにとっても可愛いスカートを見つけました。薄いグレーに黄色の切り返しがとってもおしゃれで一目惚れ。「女の子やったらなぁ〜」と羨ましく思って、でもどうしてもあの配色が忘れられず、その足でノムラテーラーに行ってグレーと黄色の布を買って持っていたズボンから型をとり、見よう見まねで作りました。これが私のむっちゃ適当で自己流の服作りの始まりだったのです。

 ようようが3年くらい履いてかなりへたってきたし、穴も空いてきたのでもうさよならしようかなと思って整理していると、セツが「これなに?せっちゃんの?!」と興奮気味に言います。「着る?」と聞くと「やった〜!せっちゃんのあたらしいズボンや〜!」と大喜び。そんなに喜ぶならと穴を繕いました。

 あれからいろんなズボンを作ったけれど、やっぱりこれが一番好きかも。

セツは「せっちゃんのズボンけしごむみたい(?)でええやろ〜」とようように自慢し「それようようが、むかしはいてたやつやし」と言われていました。

セツがまた履いてくれたら嬉しいかぎり。


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