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やっぱり絵本といっしょ
先日雑誌『星座』(かまくら春秋社刊)から原稿の依頼をいただきました。『絵本といっしょにまっすぐまっすぐ』を読んで「言葉」についてのエッセイをということでした。私の学生時代の友人が『星座』で編集をしている方に私の本をすすめてくれたそうで、ご依頼ももちろん嬉しかったのですが、その経緯を知ると喜びもひとしをでした。巻頭エッセイということで、表紙に名前が載っていてびっくりしました。学生の頃から憧れていた鎌田慧さんも寄稿してみえたので嬉しかったです。ちょうど原稿を書き上げた頃、今度は高松で『些末事研究』という雑誌を作っている福田賢治氏から「親子」というテーマで原稿依頼をいただきました。
「何をどう書こうか」と頭の隅にその思いを置いて、歩いている時もお皿を洗っている時もちょっとずつ考えます。ある程度固まってきたなと感じたらだだーっと浮かんでくる言葉を書き出してみて、一晩寝かせて様子を見る。そうして足したり引いたりしながら形を作っていきます。私はこの作業がすごく好き。そして今回はどの絵本で書こうかなと店や家の本棚を眺めます。
どちらの依頼も「絵本を紹介してください」とは言われてないけれど、どうしても絵本を絡めて書きたいと思ったので一冊ずつ紹介しました。私にとって絵本は信頼できて頼りになる相棒なのだなと年末から年始にかけて2本の原稿を書きながら改めて感じました。今年はどんどんいろんな場所で絵本や子どものこと、本屋のことを書いたり話したりしたいと思います!