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Jun

お風呂


 初めて一人暮らしをした四日市の家にはお風呂がありませんでした。古い長屋だったので内風呂がないのは当たり前。近所のお風呂屋さんに行くのが日常でした。けれど仕事の帰りが遅くてなかなか毎日お風呂に行けなかった私は家の中庭にシャワーを取り付けて、「青空シャワー」と名付けて海の家のシャワーのようなのを使っていました。

 さて、あれから20年ほどの月日が流れ、今京都のど真ん中に暮らしていますが、なぜか私はお風呂のない家に暮らしています。改装の時、予算削減で泣く泣く割愛したのが「床暖」「物干し台」そして「お風呂」でした。でもシャワーくらい付けとこうとまたまた中庭のようなスペースにシャワーを設置。なんと「帰ってきた青空シャワー」という訳です。

 今回は友人の西淑ちゃんに「湯船のようなもの」をいただいたので、なんとも快適。暖かい日なら11月でも少々気合を入れたらお風呂に入ることができました。

 家に露天風呂があるなんて、なんとも贅沢な気分です。先日来た大工さんに「うちのお風呂やに!」と自慢したら「奥さんもここに入るんですか!?男前ですなあ!」と感心されました。

 昔の家を知っている友人たちにこの話しをするとお腹を抱えて笑われました。

 私には立派で快適なお風呂より、こういうのが合っているということなのでしょうねぇ。

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